【KEYWORD】誰がスキルギャップを解決するのか

あらゆる業界で人材不足が問題となっているが、その中でもIT分野は特に深刻だ。さらに悪いことに、パンデミックによって従来の教育手法が難しくなったことで、人材育成の面でも遅れが生じ、結果として企業がハイレベルなエンジニアを確保することは一層困難になっている。企業からの要求に人材が応えられないということは、今後さらに増大していくIT需要に対応できないということだ。こうしたスキルギャップはもはや企業だけの問題ではなく、行政や教育機関を含めた全ての組織が取り組むべき課題であることは間違いないだろう。

教育の混乱が新たなロストジェネレーションを生み出す

Express EmploymentProfessionals社の調査によると、パンデミックによって多くの人が職を離れたことで、企業は従業員不足に陥っているという。さらにアメリカで問題となっているのは、コロナ禍で十分な教育を受けられなかった「失われた世代」であり、こうした生徒・学生を雇用することは企業にとっても喜ばしい話ではない。同様に日本でも、ほぼ全ての企業が人材のスキル不足を懸念しているという現状が、ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社の調査で明らかになっている。

オンライン学習でスキルギャップを解消

Intoo USA社は、金融・プロジェクト管理・マーケティングなど、様々な専門分野を学べる統合コースを新たに開発することで、企業のスキルギャップ解消に貢献している。そしてCNC Software社でも、自社の提供するCAD/CAMソフト “Mastercam” を教育向けに提供することにより、コンピュータ数値制御スキルの普及だけでなく、自動車産業や航空宇宙産業の発展にも寄与していると考える。

大学でもスキルギャップ問題の解決に向けた動き

QuickStart社と提携を結ぶサンタクララ大学は、IT人材としての就職に必要となる業務知識をブートキャンプ形式で提供し、これによって学生が卒業後すぐに業務を遂行できるよう取り組んでいる。また、ノースイースタンイリノイ大学でも同様のブートキャンプが実施されており、どちらも専門性の高いコースを用意しているだけでなく、認定証の発行や就職サポートといったフォローまで行っているのが特徴だ。

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