【KEYWORD】デジタル教材を賢く活用する

遠隔授業への対応によって、教育現場が慌ただしさを増している様子は容易に想像できるが、中でも深刻なのは教師個人への負担だ。オンライン用の教材を自腹で購入したり、あるいは膨大な時間をかけて用意したりと、授業準備のコストは予想以上に高くついている。そこで、現在注目を集めているのが、デジタル教材の制作・管理を支援するサービスだ。これらのサービスによってデジタル教材を効率よく活用すれば、単なるコロナ対策だけでなく、次世代の教育に移行するための大きな一歩となるだろう。

オンライン授業の準備が大きな負担に

アメリカの非営利団体AdoptAClassroom.orgが行った調査によると、多くの教師はオンライン授業を実施するために、教材などを私費で購入しているという。中には、教師が自ら教材を生徒の家庭に届けているケースもあるなど、教育現場の負担が増加していることが見て取れる結果となった。同じように、株式会社旺文社の調査でも、オンライン授業の準備に4時間以上が費やされていることが指摘されている。

最新サービスを利用してデジタル教材制作を効率化

株式会社Libryが提供する “Libry” は、教科書や問題集をデジタル化することで、教師の負担を軽減しつつ、アダプティブ・ラーニングの実現も可能にする学習プラットフォームだ。同プラットフォームでは、教師の校務を支える様々なツールを搭載することで、休職や退職の原因となる精神的な疾患につながるリスク軽減にも貢献している。また、株式会社メディアオーパスプラスの “Media Opus Contents+ 多言語字幕・映像教材翻訳オプション” は、AIによって映像の字幕化や多言語化を実現できるだけでなく、専門性の高い学習内容にも対応した教育映像制作サービスとなっている。

デジタル教材ならではの活用事例も

デジタル教材のメリットは、遠隔授業を実施できるようにするだけではない。学校法人麻布獣医学園 麻布大学では、外科手術の実習にVR動画を採用したことで、それぞれの学生がベストポジションで手術を見られるようになり、全体の様子や雰囲気も感じ取れるなど、今までにない教育効果を得られるようになったという。そして、日本大学では、映像分析ツール “SPLYZA Teams for Academic” を用いて、スポーツ授業の映像を共有することで、学生同士の学び合いや、教員と生徒間でのディスカッションを盛んに行っている。

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