
“The Geography of Campus Closures & How to Avoid Them” では、調査対象の約4分の1にあたる560校が深刻な危機にあり、その4割がミシガン、ペンシルベニア、オハイオ、ニューヨーク、イリノイ、マサチューセッツの6州に集中している。キャンパス閉鎖は、学生にとってのマイナスだけではなく、地域社会にも影響を与え、経済発展の機会を損なう可能性にもつながると、レポート担当者は分析する。上記6州では、学部において、低所得の学生や25歳以上の社会人学生を多く受け入れている大学のリスクがさらに高くなっている。
大学がこれまでに経験してきた経済的危機とは異なり、学費をあげる、留学生の登録を増やすといった従来の対応は機能しないと、レポート担当者は述べている。大学全体が変わっていくことが必要であり、不動産の収益化、同窓会の活用、キャンパスの有効利用、オンライン・ハイブリッドプログラムなど、多くの戦略を考えていかなければならないという。
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【レポートサイト】The Geography of Campus Closures & How to Avoid Them