【アメリカ】コンピュータサイエンス教育の現状と課題

アメリカの調査研究機関Pioneer Instituteは、K-12の公立学校におけるコンピュータサイエンス教育の現状に関する調査結果を発表した。教育がどのように行われているか、担当教員、受講する生徒、学校、大学など高等教育機関、行政などの視点からデータを複合的に分析して、今後の課題に言及している。

調査研究
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同調査によれば、コンピュータサイエンス教育を実施する公立高校は45%に過ぎず、教育内容については “コンピュータサイエンス” の意味が幅広く、統一的に定義することが困難であるという。また、適切な能力を持つ担当教員の不足している上に優秀な教員は民間に流出する、地域による受講率の差がるなどの問題も指摘されている。マイノリティ、女子、低所得層などの生徒の受講数は増加していて、その成果は認められている。

また、高校卒業後の生徒に対して、大学が求める能力はコンピュータサイエンスではなく、数学や理科の高い学力であるとの意見も出ている。調査・分析の結果として、まず、教育行政機関は、コンピュータサイエンス教育の目的をより明確にすること、教員養成プログラムによって教員不足を解消することを、提言している。

Pioneer Instituteは、教育、ヘルスケアの改善や、経済的機会の増進、また、行政における透明性の向上などの課題に対して、行政や大学、企業などには所属せず、独立した調査研究を行う組織である。

【調査機関サイト】Pioneer Institute

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