デジタルバッジで学生の就職活動を有利に
アメリカの非営利組織Education Design Labは、国の基準に適合したデジタルバッジを発行することで、個人の能力を認定する仕組みを実現した。これにより学生は、バッジによって自らの能力を証明し、就職活動などにおいて適切な評価を受けることが可能になる。同様に、ジ・オザークス大学でも、学生の学習成果や資格取得をデジタルバッジによって証明しており、バッジを活用した個々の学習の見直しや退学防止、キャリア形成などのサポートも実現している。
様々な能力をオンラインで認証
学生だけでなく、社会人にとっても能力の証明は重要だ。Learning House社が運営するトレーニング機関Software Guildは、サービス利用者のプログラミング能力を証明するバッジを発行することで、キャリアアップやキャリアチェンジの支援を行っている。また、ペンシルベニア大学ウォートン校では、社会人教育をオンラインで提供しているが、近年新たにデジタル認証に対応したことによって、学習者はビジネススクールで習得した知識を広くアピールすることが可能になった。
リモートワーカーでもスキルの証明が可能に
Virtual Vocations社が提供するリモートワーカー向けの学習コース “Remote Work Certification” では、在宅勤務に必要となる具体的なスキルを学習することができる。学習内容の中には、オンライン上での関係構築や個人情報保護といった、証明の難しいスキルも含まれているが、デジタルバッジを利用することによって、リモートワーカーとしての能力を証明することが可能だ。