【ピックアップ情報コーナー2019.8.8】

MF

【アメリカ】算数・数学の優れた授業実践動画公開

◆アメリカのSTEM教育を推進するMath for America(MƒA)は、教師支援のプロジェクトを展開している。MƒAは、同団体に参加する教員による算数・数学の授業の優れた実践を集めた映像ライブラリが、米国科学財団(National Science Foundation)の幼稚園就学前からK-12までの教育に対する助成金 “Discovery Research prek-12(DRK-12)” の対象となったことを発表した。◆

今回の助成金は、MƒA自体ではなく、同団体と協力して映像の作成を行うミシガン大学に対して授与される。ミシガン大学の教育映像リポジトリ “Teaching and Learning Exploratory” において、無料のアカウントを作成すれば、数学の実践動画にアクセスすることができる。実際の授業映像を見ながら、効果的な授業の実践方法を理解し授業準備に役立てることが可能だ。動画で紹介された授業計画を入手したい場合は、MƒAの資料サイト “Math Assessment Resources Service” から無料でダウンロードすることができる。

現在のアメリカでは、教師が他の教師の授業を見て学ぶ機会は限られており、自由に閲覧して学習できる映像ライブラリは、貴重な情報源となる。Math for Americaは、K-12のSTEM教育において、教師の交流を促進して教育内容や教育技術の向上を図り、教師のキャリアを支援する非営利団体である。

【団体サイト】Math for America

 
 

apollon

【日本】未経験でもプログラミング教室の開校が可能に

◆日本の株式会社あんず堂は、自社の提供するオンラインプログラミング学習ツール “アポロン” を利用した、パートナースクールの募集を開始した。パートナースクールには、パソコン教室やロボット教室だけでなく、現在プログラミング教室を行っていない学習塾なども対象となっている。◆

“アポロン” は、3分程度の動画でプログラミングを学習できる、小中学生向けの動画教材だ。今回、同社がパートナースクールの募集を開始したことで、現在プログラミング教室の開校を考えている事業者は、講師向けの研修や教材テキストなどの提供を受けながら、効果的な授業を実施することができるようになる。

また、授業そのものは “アポロン” が行ってくれるため、プログラミングの得意な講師がいない場合でも、問題なく教室を開校することが可能だ。本教材では他にも、学習者ごとの進捗記録を確認できる専用ページや、集客用ツール、トラブル対応マニュアルなど、教室の運営をサポートするための様々な機能を提供している。

株式会社あんず堂は、「AIを子どもたちの遊び道具に」をテーマに、プログラミング教育事業を展開している企業だ。同社は、今回のパートナースクール募集により、新しくプログラミング学習を導入したい方をサポートしていくとしている。

【募集サイト】アポロンパートナースクール

 
 

RDY

【日本】大学生が自らICT教育を実践して被災地支援

◆日本の株式会社ウェブインパクトは、同社が立教大学社会学部において開設した、中学・高校生向け寄附講座 “ICT教育プログラム” が、大学の正課課目となったことを発表した。2018年度にパイロット・スタディとして実施された本講座は、現地の新聞社からも取材を受けるなど、注目を集めていた。◆

“ICT教育プログラム” は、大学生が教育支援のサポートスタッフとして、岩手県陸前高田市を訪問し、現地の中・高校生にAIやロボットなどの最新技術を教える寄附講座だ。今年度から、本講座が正課課目となったことで応募者が殺到したため、厳正な選考によって20名の学生を選抜し、8月および12月に計20時間をかけて、ICT教育を実施することとなった。

選抜された学生はまず、同社から派遣された講師から、ITの基礎技術と課題解決力を2日間かけて習得する。そして、実際に現地を訪問して教育支援を体験することで、東日本大震災の被災地の現状を肌で感じ、人間形成の面においても成長することができるようになる。

株式会社ウェブインパクトは、人材管理のクラウドサービス“EZ-Shift”や、給与明細配信サービス“WEB給”など、法人向けのクラウドサービスを提供している企業だ。同社は、本講座の取り組みを通して、産学官連携を積極的に検討したい地域の、教育機関や自治体と連携できることを願っているとしている。

【プロジェクトサイト】東日本大震災・RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト

 
 

ALC-NJ

【日本】日本語教育情報サイトを新設

◆日本の株式会社アルクは7月、日本語教師とその志望者向けの情報サイト “日本語ジャーナル” を開設した。昨今の外国人の受け入れ増や日本語教育推進法の可決により、今後、日本語教師への需要は増大することが見込まれている。◆

“日本語ジャーナル” は、日本語教育に関するニュース、教師へのインタビュー、検定試験情報、教授法などを幅広く掲載するサイトである。日本語教育推進法成立の経緯とその課題、日本語教師になる方法や資格の必要性、給与や待遇などの記事が掲載されている。

また、日本語教師を目指す人が読むべき本、日本語能力検定試験の解説、一般的な日本語と 外国人にとっても理解しやすい日本語としての “やさしい日本語” の違いについてなど、日本語教育に関心を持つ人や多文化共生社会における日本語を考える人が知っておきたい内容だ。

株式会社アルクは、教材開発などを手掛ける、語学教育の総合企業である。今回のサイト新設に加え、9月には、2012年に休刊した日本語教育情報誌 “月刊日本語” の特別復刊号 “復刊日本語” も発売する予定だ。

【サービスサイト】日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

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