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アメリカのCommon Sense社は、ウェブサイト上でテレビ番組や映画の登場人物から子供が学べる社会性と情動を分析、リスト化し共有するサービスを開始した。同団体は過剰なメディアやテクノロジーから子供を守るべく、教育的な観点から分析、結果を共有することで教育現場や家庭で役立ててもらうことが狙いとした非営利団体。
2015年の当団体の調査によると、アメリカの10代の子供達は一日平均6〜8時間をメディアに費やしており、保護者約3000人を対象にした調査では、子供の教育で一番重要視することへの回答で“社会性と情動の学習”が1位となった。これに基づき、専門学識者により作成された11種類の社会性と情動のリストを元にメディアを分類、より効果的にメディアを学習に活用するのが狙い。
Common Sense社の創設社であるJames P.Steyer氏は、「メディアにはポジティブとネガティブの両方の影響がある。主人公の性格とともにあらすじをはっきりと示すことで、保護者が教育上最も重要視する社会性と情動の学習をより効果的なものとすることができるだろう」と語った。
【企業サイト】Common Sense