2021年までのeラーニング市場予想

アメリカのDecobo社が、昨年末に発表した50ページからなる“Elearning marke trends and forecast 2017-2021”は、この1年、ニュースの中で、そのeラーニング市場の分析や予想が引用されてきた。2018年からのeラーニング市場について考えるベースとして、同レポートの内容を抜粋、4回に分けて紹介。

特集

No.2 ゲーミフィケーションとウェアラブル

decobo

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素を様々なゲーム以外のサービスやシステムに応用して、学習者の意欲アップや動機づけ、受講の持続につなげることである。ゲーミフィケーションをeラーニングに採用することによって、学習者は学習内容により興味を持ち、学習成果があがることが期待される。

eラーニングにおけるゲーミフィケーションは、ゲーム業界におけるテクノロジーの進展によるものである。VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)を利用することによって、よりリアルな学習体験を与えることができる。

ゲーミフィケーションは、これからのeラーニングの主流となる技術の一つである。年平均成長率 46% 程度の予想で、2020には111億ドル市場に成長することが予想されている。地域的には、APAC が市場成長を牽引するであろう。既成のゲーミフィケーションソリューションが、eラーニングにおいては、すでに多くのベンダーによって提供されている。ポイント(学習者の得点)、バッジ(学習者が達成度によって獲得できるもの)、リーダーボード(学習者の達成度やポイントでランキングを表示)を使用して、学習に夢中になる体験を作り出すことが、重要となっている。

教育におけるウェアラブルテクノロジー市場の成長も年平均 46% 程度が予想され、この分野では大学が最も有力な市場と紹介している。このトレンドは消費者主導であり、地理的に見ると北米、APAC、ヨーロッパではイギリスとドイツが市場を牽引していく。イギリスでは、重要情報に即時アクセスできること、カスタマーサービスの改良などの理由から、すでに29%の企業が何らかのウェアラブルテクノロジープロジェクトを進めているという調査も紹介。ウェアラブル端末からのデータ収集・分析のためのITインフラ整備が必要となっている点が、導入の課題であるという。


 

No.1 市場は変化と成長を続ける

Decobo社は、LMS開発企業で、70か国に顧客を持ち、30以上の言語に対応可能であり、顧客企業の規模や所在地を問わずに、プラットフォームを提供している。同社のSaaSプラットフォームは、世界のベスト10に入っており、研修管理ソリューションとして業界のトップの一つとして認められている。

同社のレポートは、変化と成長を続けているeラーニング国際市場について、まず、eラーニングプログラム予算の増加、世界の各地域にeラーニングが広がり続けていること、eラーニングをサポートする技術やツールの開発における新しいトレンド、ソーシャルラーニングが学習・発展(L&D)において果たす大きな役割など新しい動きが見られることを、最初にあげている。

レポートでは、国際的な市場規模、市場の成長要因、地域別市場など市場全体に加えて、ソーシャルラーニング、モバイルラーニング、マイクロラーニング、企業MOOCsなど注目すべきトレンドについて、まとめている。また今後市場に影響を与えるであろうテクノロジーやeラーニングへのアプローチ、例えばゲームベースの学習やウェアラブルテクノロジーなどについても、説明している。

市場の新しいトレンドには、eラーニング市場自体から起こるトレンドと、企業の人材管理における変化がもたらすトレンドとがあること、さらに消費者の変化が直接的・間接的に影響を与えていることを指摘する。企業における学習・研修は活発化しており、まさに人材開発管理の核となっているともいう。

この特集では、同レポートの “ELEARNING TRENDS(eラーニングのトレンド)” を中心に次回以降、具体的に内容を紹介していく。

【企業サイト】 Docebo Download the whitepaper

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