【アメリカ】大学におけるオンライン教育の問題点

アメリカのLearning House社は、American Association of State Colleges and Universities(AASCU:米国州立大学協会)との連携を受け、公立大学におけるオンライン教育担当者の採用・トレーニングの現状をまとめたレポート “Online Learning at Public Universities” をリリースした。以前に両者の間で実施された共同研究でも、AASCU加盟大学において、オンライン教育人材の不足が問題視されていた。

シリーズ
LearningHouse12019

“Online Learning at Public Universities”では、1)AASCU加盟団体において、常勤職員が担当するコースの67%でオンライン教育が取り入れられている、2)これらの担当教員の多くは、通常業務の一環としてオンライン教育も行っている、3)担当教員に対するトレーニングは総合的に行われているという状態ではなく、LMSや教育技術に偏る傾向がある、などの点が問題となっている。また、担当職員への不十分なフィードバック体制や、オンライン教育の指針が確立されていないことなども、問題点として指摘している。

現在、AASCU加盟大学においては、全体の38%のコースでオンライン教育を取り入れている。高等教育への入学者数は減少傾向にあるにも関わらず、オンライン教育の学生数は増加し続けている。各大学はオンラインコースの増設を進めているが、一方で、教育人材の不足が深刻化している。

Learning Houseは、教育ソリューションのプロバイダで、アメリカ、ヨーロッパ等において600を超える高等教育のプログラムを提供しているほか、企業向け教育プログラムなども展開している。AASCUは、ワシントンDCに拠点を置く会員制組織で、400の公立大学で構成されている。

【レポートサイト】Online Learning at Public Universities

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