【編集の眼】Apple社のWWDC17参加レポート

Apple社が、毎年開催している、開発者向けのカンファレンスWWDC(Worldwide Developers Conference)が、今年の6月5日(月)~9日(金)までアメリカのサンノゼで開催された。Qure運営会社であるMogic株式会社からも、2名が参加した。カンファレンスでとりあげられた、教育現場でのiPad使用とその可能性についてレポートを掲載。

編集の眼
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WWDCでは、教育現場でのiPad使用とその可能性について、Apple社の方向性を見ることができた。iPadは、従来の教科書やノート、PCを利用した教育でのファイル、授業に対するアンケートなどを、単に一つのデバイスに集め、それぞれの役割を置き換えた道具ではないと、Apple社は考えていると感じた。

iPadを導入することで、何が可能になるのか?導入による、教育の新たな可能性を、1.プログラミング教育、2.AR及び3D、3.情報加工技術という3点から、まとめていく。

1.プログラミング教育

同社では、最年少10歳、最年長82歳までのプログラミング開発者が存在している。プログラミング学習環境が整備され、幅広い年齢層が取り組むことができる状態が生まれてきている。

今回さらに、自動補正機能など開発を楽にする機能が強化され、参加者たちから喝采を浴びていた。iPadを使用すれば、そのアプリを開発するというタスクで、プログラミングの教育が可能になる。実際にiPadの使用を通じて、必要なアプリを考え制作することにつながるのではないか。

2.ARや3D技術を用いた教材

同社は、iPadのスペックを強化し、ARや3Dのコンテンツも軽快に待ち時間なく表示できる。また、ARや3Dコンテンツの開発者向け、Kitも充実してきており、平面の印刷教材では不可能だった教育内容を、実現することができる。
最近は、企業研修でも、操作や対応マニュアルなど現場体験で研修してきた内容を、オンライン教育やeラーニングで、ARや3Dで処理した教材によって教えることが、Qureでも紹介されている。

その方向性が、iPadでは、学習する側・教材を提供する側どちらにとっても、強くなっているようだ。今回様々な技術セッションが開催されていたが、特にARのセッションは盛況であり、今後もこの分野での開発が盛り上がっていくことが予想される。

3.情報の加工技術

WEB上で、多種多様な情報を、様々なフォーマットで入手することができる今日、アクティブラーニングをはじめ自律的な学習には、情報リサーチとその取捨選択が必要能力となる。iPadでは、マルチタスク機能により、例えば、ブラウザとメモ帳を同時に起動、ブラウザから必要なテキストや画像をドラッグ&ドロップでメモ帳に追加することができる。しかも、iPadの優れた点は、その操作が直感的に分かることである。操作に時間をとらなくても、生徒や学生は、自分で調べながら、それを自分専用の教科書のようにまとめることが可能なのだ。

新製品の体験会においては、Appleのスタッフが、参加者が新型iPad使う様子を熱心に観察しており、さらなるユーザビリティの向上につなげていこうとする、企業の意志を感じることができた。

【関連サイト】WWDC17

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