【ピックアップ情報コーナー 2017.5.1】

【日本】東京藝大が大規模クラウドファンディングを開始(READYFOR株式会社、東京藝術大学)、【日本】“英単語ターゲット”を使った高校向けアプリが登場(株式会社旺文社)、【日本】日本版大学体育局の創立へ向けた報告会(国立大学法人筑波大学、テンプル大学、株式会社ドーム)、【日本】サイエンスポータルの“英国大学事情”レポート(サイエンスポータル)と4記事を紹介する。

事例報告

【日本】東京藝大、大規模クラウドファンディングでアート支援

READYFOR株式会社

日本のREADYFOR株式会社は、東京藝術大学と業務提携をして“東京藝大×クラウドファンディング”プログラムを開始すると発表した。これは、アーティスト支援および芸術振興を目的とし、芸術への支援の重要性に対する社会の関心を高めるために行われるものだ。

同大学では、“Readyfor”を使ったクラウドファンディングを、以前から研究室や個人で行い成功させてきた。今回の業務提携の特徴は、大学全体でクラウドファンディングを推奨する体制をつくった点だ。同大学では、アーティストへのクラウドファンディングに関する説明会や個別の相談会を行うなど、案件の発掘から大学が全面協力してくれる。まずは第一弾として、2017年1月から相談を受けた案件のうち、11件で総額2500万円の目標金額になるプロジェクトが“Readyfor”のサイトに掲載されることになった。

これは大学の資金調達やPRをサポートする初の試みとなっている。今後READYFORでは、大学向けクラウドファンディング “Raedyfor College”を立ち上げ、大学の研究支援などを進める方針だ。

【企業サイト】READYFOR株式会社
 
 
【日本】“英単語ターゲット”を使った高校向けアプリが登場

株式会社旺文社

日本の株式会社旺文社は、高校生と先生向けにICT機器を利用した英単語学習支援用の有償Webアプリ“タンゴスタ!for英単語ターゲット”を2017年4月から提供開始すると発表した。これは、英単語学習に高校での導入が進むタブレット型PCを活用するためのものだ。

このサービスの特徴は、全国の高校で教材として取り入れられている英単語集“ターゲット”シリーズの優れたコンテンツを使って、効果的かつ効率的に英単語を覚えられる点だ。ICTを利用したアプリなので、紙媒体では難しかった単語の発音を聞きながらの学習が可能で、自分が間違えた単語も自動的に復習できる。そして、毎日の学習課題や確認テストの作成や採点、返却までアプリ内ですぐに行われるので、先生のテスト実施の負担が大幅に削減される。

また、生徒の学習結果や進度が見える化されるので、個別のフィードバックにも対応しやすくなっている。旺文社では今後も、長年のノウハウを生かした新たな教育サービスを提供する予定だ。

【企業サイト】株式会社旺文社
 
 
【日本】日本版大学体育局の創立へ向けた報告会

筑波大学

日本の国立大学法人筑波大学は、米国テンプル大学と米国アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームと共に、2017年3月29日に“米国大学における学生競技者に対する教育マネジメントの現状分析~日本版大学体育局(AD)モデルの構築に向けて~”と題した研究事業報告会を開催した。これは、日本の大学スポーツ振興のために行われたものだ。

今回の報告会では、まず、日本の大学スポーツの現状、米国大学スポーツがもたらす利益、全米大学体育局の組織や財政状況などが話された。そして、日本版大学体育局モデル構築に関して、会場につめかけた大学関係者や約100名のメディアとの質疑応答を交えた活発なパネルディスカッションが行われた。その中では、日本版大学体育局をつくるためには、日本の大学スポーツを従来のような学生主導型から大学主導型に変化させることが必要だとの提言があった。

この流れを受け、筑波大学では2017年4月1日に“スポーツイノベーション開発研究センター”を設立。日本版大学体育局の創設支援活動を行っていく予定だ。

【関連サイト】筑波大学
 
 
【日本】サイエンスポータルの“英国大学事情”レポート

サイエンスポータル

日本の「科学技術の最新情報を提供する総合WEBサイト」サイエンスポータルは、科学技術についてニュース・レポート・イベントなどを掲載している。教育機関の科学教育レポート、博物館や大学でのイベントや展示などの情報も多い。同サイトは国立研究開発法人 科学技術振興機構が運営。

現在掲載中の英国大学事情についてフリーランス・コンサルタント山田直氏(英国在住約40年)によるレポートは、2006年より続いており科学技術に留まらず広く大学教育について情報を提供している。2017年4月号の同レポートは「2016年度・英国大学統計資料」。レポートによると、英国の大学の国際化や大学進学希望者の増加、学生満足度の上昇などの結果が表れていることが分かる。国籍では、学士課程学生の13%、大学院生の38%が海外出身者で、留学生はEU圏など欧州出身者は33%だった。さらに、研究開発助成金は16%が海外からであり、その68%がEU圏からの出資になっている。

また、イングランド地方の学費引き上げにより、政府からの交付金が減らされた。今後は、EU離脱に伴うEU圏内からの学生や助成金の減少にも備えて、英国の大学ではEU圏外からの学生の獲得に力を入れていく傾向が見られる。

【関連サイト】SciencePortal
       Higher Education in facts and figures 2016

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