【シリーズ】アメリカ・日本 オンラインリソースでデジタル教材を準備する

2020年の大学入試改革に向けた高等・中等教育のあり方が問われている。それに伴いデジタル教材が注目され、オンラインリソースを使って簡単に活用できる教材のオンラインサービスやアプリの提供が始まっている。

シリーズ

【アメリカ】社会科の授業計画をサポートするブリタニカオンライン

◆アメリカのBritannica Digital Learning 社は、K-12(幼稚園から12歳まで)の生徒を受け持つ教師を対象に、授業計画づくりをサポートするオンラインリソース“LaunchPacks”を提供開始したことを発表した。同リソースは、社会科の授業内で役立つ最新の1600件以上の画像、ビデオ、参考文献等が含まれており、教師が授業プラン作成の際にリサーチに費やす時間を大幅に軽減できることが特徴。◆

Britannica Digital Learning

アメリカのBritannica Digital Learning社は、K-12の生徒を受け持つ教師を対象に、授業計画づくりをサポートするオンラインリソース“LaunchPacks”の提供開始したことを発表した。同社教育関連のデジタルリソースを作成、提供する会社。

社会科の授業を計画する上で、最新かつ確実な情報を収集するのには膨大な時間が必要となる。多忙な教師をサポートするために作られた同オンラインリソースでは、1600件以上の情報にアクセスが可能、多様なサイズのデバイスにて閲覧が可能となっている。アメリカでの教育基準にもとづいて監修されたデータは、授業カリキュラムとの関連性も高く、すぐに授業で使用できるものが多いのが特徴だ。オンライン上でのカスタマイズが可能で、必要な情報だけを保存、オンライン上でメモを追加したり他の情報と組み合わせてオリジナルな授業計画を立てることができる。

同社副社長であり責任者のMichael Ross氏は「教師にとって一番大変なタイムマネジメントをサポートすることで、時間を節約し、生徒にとってより効果的な学習を提供できれば」と述べた。

【企業サイト】Britannica Digital Learning
 
 

【日本】学校向けデジタル教材の開発で協業

◆日本の株式会社すららネットは、クラウド型教材配信サービスを運営するチエル株式会社と協業して、小中学校を対象とした“eラーニング教材”の提供を2017年4月から開始する。この取り組みは、2020年までに教育のICT化を進めるという文部科学省の方針を受けたもので、学校と家庭での学習の連携を図るものだ。◆

すらら

日本の株式会社すららネットは、小中学校を対象とした“eラーニングドリル教材”を、2017年4月から提供開始の予定であると発表した。これは、クラウド型学習システム“すらら”の学習データなどを活用し、クラウド型教材配信サービス“CHIeru.net”を運営しているチエル株式会社と協業で行われる。

現在文部科学省は2020年までに教育の情報化を進める方針で、ICTを活用した学校と家庭学習の連携が求められている。このeラーニング教材の特徴は、人工知能とアダプティブ・ラーニングを使った“すらら”のノウハウと、高校や大学向けのクラウド型配信サービス“CHIeru.net”の学習分析技術がひとつとなる点だ。これにより、教員の指導力が向上して授業内容が改善され、個人の学習進度に合わせた学習ができる。また、学校と家庭での連携した学習環境が確保される。

株式会社すららは、これまでは塾や私立学校向けの学習教材サービスを提供していた。そして今回のチエル株式会社との協業を機に、公教育のICT化の促進を支援する予定とのこと。

【関連サイト】すらら
 
 

【日本】朝日小学生・中高生新聞のコンテンツをアプリで配信

◆日本の株式会社朝日学生新聞社は、アルクテラス株式会社のノート共有無料アプリ“Clear”で、受験生の志望校合格をサポートするための資本業務提携をしたと発表した。これにより、“Clear”利用者の学習効果を高めることができる見込み。◆

株式会社朝日学生新聞社

日本の株式会社朝日学生新聞社は、2017年4月以降からアルクテラス株式会社のノート共有アプリ“Clear”内で、受験生向けのコンテンツ提供を開始することを発表した。これは、朝日学生新聞社とアルクテラスの資本業務提携により、受験生の志望校合格をサポートするために行うもの。

アルクテラス株式会社では、ビッグデータを活用してアダプティブ・ラーニングの機会を提供してきた。無料アプリ“Clear”は、100万を超えるユーザーに利用されている。このアプリでは、自分のノートを公開したり他のユーザーのノートを使い効果的な学習ができる。そして今回の提携により、朝日学生新聞社はこれまで紙面化していた学生向けのニュース解説や勉強方法、受験問題情報などの記事を、自発的で質の高い学習ができる“Clear”ユーザーのコミュニティーに配信可能になった。

朝日学生新聞社は、朝日小学生新聞・朝日中高生新聞のコンテンツ提供により、世界で活躍できる人材育成の促進を標榜している。

【企業サイト】朝日学生新聞社

広告