【日本】小中高校向け、eポートフォリオシステムの提供開始

日本の株式会社NSDは、小中高校生を対象にeポートフォリオシステム“まなBOX”の提供を開始した。文部科学省が掲げる“生きる力”をはぐくむという新学習指導要領に基づき、学校は、各教科を適切に評価することを求められている。さらに、予算の少ない小中高校のコスト面などの課題もある。同社は、それらの課題解決のために、学習のプロセスと学習成果物を蓄積し、多様な評価による学びのPDCAサイクルを実現する学習支援ツールを開発した。また、クラウドをベースとしたシステム設計で、コスト面もクリアした。同システムの導入事例として、大阪府立清教学園中・高等学校が挙げられる。

教育システム
まなBOX

日本の株式会社NSDは、小中高校生を対象にeポートフォリオシステム“まなBOX”の提供を開始した。同社は、システム分析やプログラム開発を主な事業とした企業。

同システムは、学習のプロセスと学習成果物を蓄積し、多様な評価による学びのPDCAサイクルを実現する学習支援ツールだ。これまで学習の評価は、教員から生徒に対し一方向で行われてきた。同システム導入によって、教員からの評価に加え、自己評価や生徒同士の相互評価も行えるようになる。生徒は、多様な評価を元に、自分の学習取り組みを振り返ることができる。それにより、生徒は学びのPDCAサイクルを、教員は教育のPDCAサイクルを確立できるようになる。

開発の背景には、文部科学省の掲げる新学習指導要領がある。これは、“生きる力”をはぐくむという理念のもと、知識や技能の習得とともに、思考力・判断力・表現力などの育成を重視しているという内容だ。教育現場には、新学習指導要領に基づき、各教科を適切に評価することが求められている。小中高校の課題として、コスト面や設備維持の難しさなどが挙げられる。同社は、それらの課題を解決すべく、クラウドをベースとしたリーズナブルでシンプルな学習支援システムを検討し、製品化に至った。

“まなBOX”導入事例としては、大阪府立清教学園中・高等学校がある。校長の森創氏は、「大学入試改革に先立ち、Active Learningの実現へ向けて“まなBOX”を導入しました。」と生徒一人ひとりの学習活動と評価活動をサポートするツールとして、同システムに大きな期待を寄せている。

ことばの解説

eポートフォリオシステムとは?

まず、ポートフォリオとは、英語で“書類を運ぶ平らなケース”や“自己作品集”などの意味がある。紙で作った自分の作品をケースにはさんで保管していくと言えば、想像しやすいだろうか。

それに対し、eポートフォリオは、ITを使って作る自己作品集となる。つまり、データで作った作品をPCに保存していくというイメージだ。また、eポートフォリオは、“教育記録”とも言われている。以上のことから、eポートフォリオシステムは、“教育記録の蓄積+管理”を行うものだ。

【参考サイト】
文科省サイト
eポートフォリオシステム まなBOX

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