eラーニングアワードにみる海外デジタル教育の潮流

現在開催中のeラーニングアワードフォーラムでは海外のデジタル教育事例が多数紹介されており、日本の教育へ指針となる指摘も多い。 内田洋行の大久保昇氏は、講演「教育デジタル維新!未来の教室は過去も現代も包み込む」で各国の次世 […]

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現在開催中のeラーニングアワードフォーラムでは海外のデジタル教育事例が多数紹介されており、日本の教育へ指針となる指摘も多い。

内田洋行の大久保昇氏は、講演「教育デジタル維新!未来の教室は過去も現代も包み込む」で各国の次世代の教育への取り組みに大きく注目。新しいデジタル教育の導入は、フィンランド、韓国、シンガポールがトップに位置するとし事例を紹介した。シンガポールは国家主導のデジタル教育のマスタープランを策定し、フューチャースクールとしてモデル校を選抜している。その一例として取り上げられたのが義安中学(Ngee Ann Secondary School)。電子黒板と体の動きをセンサーでとらえるMicrosoft Kinnectを組み合わせ、体を使って理解できる授業などを実験的に展開している。また、同様に韓国はスマートエデュケーション戦略を掲げ、2015年まで全学校へのクラウド環境の整備、2030年までにデジタル機器/コンテンツ/クラウド環境すべてを整える構想とのことだった。いずれも資源が少ない国家のため、人材教育への投資を積極的におこなっていることがうかがえる。

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放送大学の青木久美子氏は、「ラーニングデザインの理論と実践?欧米・豪州との比較から」と題して、世界的に広がっている新しい学習スタイルについて解説。現在は教育手法のパラダイムシフトが進行中で、従来の教育者視点から学習者視点も取り入れるべきとした。学習者視点とは、従来の講義とテストからなる学習ステップと異なり、学習者に資料を提示し、議論し、プレゼンするという能動的な要素が強いもの。インターネットが普及したことで、利用者が自ら検索エンジンを使い情報を取得できるようになり、より一層主体的な問題意識を持つことが重要になることは間違いないだろう。

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そのほか、台湾Over-Paradigm Technology.IncのWally Su博士は世界的なデジタル教育の普及について、2015年がデジタル教育のターニングポイントになると話した。その背景には、教育分野で情報技術が浸透している点、Amazonなどの電子書籍が低価格化及び流通網の変化をうながしている点、15年にはアメリカの学術書の25%が電子化され読者行動に変化があらわれる点をあげている。

新しいデバイスの普及、個人の主体的な学習視点、グループ学習の重要性など新しい教育スタイルの潮流がみえはじめてきたようだ。

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